自動運転と不動産業の関係性について
自動運転についておさらい
- Tesla, Google, 最近(2016年)ではTOYOTAも本腰を入れた車の自動運転技術。今後も技術が洗練されていき、2020年までにはだいぶ事故率も抑えられた製品が当たり前のようになっているのではと思われる。
- Teslaにはサモン機能というのがある。Summon(=召喚する)という言葉通り、駐車場からリモートで呼び出したりできる機能のこと。
- この技術がより洗練された時のインパクトを考えてみたい。
Parking Freeな未来
- サモンできる距離がより長距離でもできるようになった場合、つまり自分の家から勝手に仕事場まできてくれたりするようになると自動運転のインパクトがものすごいものになってくる。
- まず駐車場フリーと言える。ショッピングなどに行く時、混んでいたり、なかなか見つからなくて困っていた駐車場問題が解決される。また家の駐車場に戻しておけばいいので駐車場料金は払わなくてよくなる。
- つまりParking Freeと言える。またそもそもそうなってくると、自分の家に置くよりもより安く駐車できる土地があればそちらに置いておいた方が月々の駐車料金も激減するので、そういうチョイスを行う人は増えると予想される。
- ただ、これ自体はまだまだインパクトとしてはかわいいものだ。
動く家となる自動運転カー
- 個人的に最もインパクトがあると考えられるのはキャンピングカーと自動運転が組み合わさったもの。寝台列車のようなものだが、寝るところ、キッチン、シャワー、トイレあたりが装着されたようなもの。
- こうなってくると自動車業界の未来は明るいと言わざるをえない。不動産業界を食いに行こうとしてるから。(家だと考えれば単価を上げられるだろう。)
- リモートワークが発達するのに伴い、行きたいところにいきながら仕事できたりする。自分の好きな海の近くへ行って仕事をやったり。移動中は本を読んだり音楽聞いたり。車のデザインは外観もそうだが、より内観がインテリアとして機能性をもとめられるようになってくる。
- 自分はサーフィンをするが平日は都心にいるため、どうしても週末は電車か車ででかける必要がある。もし自動運転の家があれば、仕事が終わって夜寝てる間とかに海に向かって起きてからすぐにサーフィンへという生活も可能なわけだ。(自動運転でも人間の監視が必要というのが今のルールだと思うので、より安全性が向上してルールが変化しているという前提だが。)
- 海へも、山へも、森へも。BBQなど家族と一緒にやりにいけるというのは楽しいものだ。
- そして究極これが当たり前になった際、自分の固定された家(「不」動産)はいらず、この車(動産)のみで暮らす、という人は出てくると思う。そうなると、できるだけ税金が低いところへ行こうとするだろう。それに応じた社会システムが進化する必要もあるが。